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山形 殴られた母、死亡 アルコール依存症の母と口論しコップで殴る

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死亡:母(当時76)


逮捕:斎藤覚(さとる)(52)/団体職員







アルコール依存の母死なす、下限下回る実刑判決

当時76歳の母親の頭をコップで殴るなどして死亡させたとして、傷害致死罪に問われた山形県鶴岡市城南町、団体職員斎藤覚(さとる)被告(52)の
裁判員裁判の判決が15日、山形地裁であった。

矢数昌雄裁判長は「ストレスを暴力という形でぶつけていた延長にある犯行で、死という重い結果が生じている」として、懲役2年(求刑・懲役6年)の実刑を言い渡した。

矢数裁判長は判決で、斎藤被告が遅くとも2011年春頃から、母親の飲酒を発端に暴力をふるっていたと指摘。

母親のアルコール依存に「改善する手だてを講じることなく、ストレスをためた」とする一方、「飲酒をやめるよう度々注意したのに従わなかったことも一因」と
減軽の理由を述べ、同罪の下限(懲役3年)を下回る刑とした。

執行猶予付きの判決を求めていた斎藤被告の弁護人は、「量刑不当」として即日控訴。

一方、求刑を大幅に下回る判決となったことを受けて、山形地検は「上級庁と協議し、控訴するかどうかを含めて対応を考えたい」とした。
(2013年5月16日15時29分)





鶴岡の傷害致死、起訴事実認める

自宅で母親の頭をコップで殴るなどして死亡させたたとして、傷害致死罪に問われた鶴岡市城南町、団体職員斎藤覚(さとる)被告(52)の
裁判員裁判の初公判が13日、山形地裁(矢数昌雄裁判長)であり、斎藤被告は罪状認否で起訴事実を認めた。

検察側は冒頭陳述で、斎藤被告は2010年に父が亡くなり、実家でアルコール依存症の母親と2人で同居を開始。

11年春頃、酔った母親と口論になり暴力をふるって以来、酔った姿を見るだけでいら立っていたと指摘した。

犯行時は「酔って倒れた母親の顔に水をかけたが起きないことに腹を立て、コップで殴るなどした」とした。

弁護側は「奥さんと別居してまで、実家に戻って2人きりで生活するようになった」と述べ、「母親にけがをさせても構わないとは思っていなかった。
計画性もなく、たたいたのは一度きりだ」と主張した。
(2013年5月14日)








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