インド　デリー・メトロ、飲酒客の乗車を禁止へ

・デリー市内を走行中のバスで発生した集団レイプ事件（被害者はその後、死亡）をきっかけに・・・





[2013/05/10-12:37]
デリー・メトロ、飲酒客の乗車を禁止へ

デリー・メトロを運営するデリー・メトロ公社（DMRC）は近く、酒に酔った客の乗車を禁止する方針を打ち出した。

デリー・メトロの警備を担当する武装警官組織「中央産業保安部隊（CISF）」にアルコール検知器を配布し、
各駅の入口で利用客が酒に酔っていないかチェックする計画だ。

飲酒客を排除することで、他の乗客の安全を確保するのが狙い。5月7日付でPTI通信が報じている。

DMRCとCISFは先ごろ、同メトロで最も利用者数が多い駅のひとつ、デリー中心部のラジブ・チョーク駅で、
試験的に利用者の呼気中アルコール濃度の測定を実施。

DMRC幹部によれば、酒に酔った客の識別に成功した。

なかには、「アルコールのにおいがするのは病気の治療を受けているためだと言い訳をする乗客もいた」という。

昨年12月16日、デリー市内を走行中のバスで発生した集団レイプ事件（被害者はその後、死亡）をきっかけに、
DMRCとCISFは駅の警備に当たる人員を増やすなど、デリー・メトロの駅周辺および車内の治安強化を進めており、今回の取り組みもその一環。

CISFでは、デリー・メトロ全体で計130台のアルコール検知器が必要と判断し、DMRC側に十分な数の検知器の調達を要請している。

今後、駅入口でのチェックでアルコールが検出された場合、その利用者の駅構内への立ち入りを拒否し、泥酔している客については
地元デリー警察にその身柄を引き渡すことも検討しているという。
http://www.indochannel.jp/member-area/news/society/nws0002192.html







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